毎日起業家新聞:トップ群像・アントレプレナー奮戦記 ECI・鈴木幹雄社長
◇東大発、創薬ベンチャー
東大発バイオベンチャーのECIは、来春にも開発中のがん治療薬の米国での臨床試験の開始予定を発表した。研究開発費の増大などで厳しい経営環境を余儀なくされているが、5月末に就任した鈴木幹雄社長は設立から10年目にあたる今期を「第2の創業」と位置づけ、中核事業のがん治療薬の開発を進める。
◇人の健康と医療に貢献
--社名変更の狙いを教えてください。
◆変更前はエフェクター細胞研究所でしたが、英訳名のEffector Cell Instituteの頭文字を取り、シンプルな社名に変え、企業イメージの向上を目指しています。社名由来のエフェクター細胞は白血球の中で特に強い攻撃性や処理能力を持っており、私たちは、この細胞の動きを解析し、がんやアレルギーに効く薬剤や治療法の開発に取り組んでいます。
--がん治療薬は?
◆がん治療薬ECI301は放射線との併用により放射線照射部位でエフェクター細胞を活性化、がん腫瘍(しゅよう)を攻撃することでがん治療効果が見込まれます。抗がん剤のような化学療法と異なり、脱毛など副作用がほとんどなく照射部位以外のがんや転移抑制への効果が認められています。
--今後のスケジュールを教えてください。
◆遺伝子組み換え法による医薬品レベルの製造過程の検討を済ませ、臨床試験に向け治験薬の大量製造に成功しました。並行して米食品医薬品局(FDA)へ臨床試験実施の申請をするにあたり、米国の公的研究機関と具体的な交渉を進めています。
--大手ですら新薬開発に苦労している?
◆大手製薬も新薬開発は難航しており、新しい手法での開発に注目が集まっている。従来は化学的に合成する「低分子化合物」が主流でしたが、ヒトの免疫機能を使ったバイオ医薬……最近は「抗体医薬」などと注目されています。低分子に比べ高分子の医薬品が、海外だけでなく国内で台頭しています。
--開発費捻出(ねんしゅつ)には財務基盤の強化が不可欠ですね。
◆研究開発費の増加で赤字を計上していますが、創薬事業は順調に進んでいる。今期中にがん治療薬ECI301のライセンス契約を締結し、契約一時金を受領する予定です。また、長年にわたり積み重ねてきた細胞解析技術を生かした測定装置の販売を促進し、新しい装置を市場投入予定です。2010年5月期の黒字転換を計画しています。
--M&A(企業の合併・買収)など業界再編が激化している?
◆大手は新薬開発のため技術力のあるベンチャーとのM&Aを進めている。米国で臨床試験がスタートすると、私たちにも多くの企業がアプローチしてくると思いますが、合併ではなく製造や販売でパートナーシップを結ぶ考えです。東大をはじめ国内外の大学などとネットワークを構築しており、独立系の創薬ベンチャーとして多くの人の健康と医療に貢献していきます。【熊谷泰】
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◇ECI
本社・東京都目黒区▽1999年に設立▽資本金21億5065万円▽URLはhttp://www.effectorcell.co.jp
毎日新聞 2008年10月3日 東京朝刊
大変 いい記事です。
感動しましたあ。
この 記事により 今晩か あした か あさって
変態な ことを せず
普通の 愛の 確認を します。
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校長
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